好きな本 老後とピアノ 読了

友人Sちゃんにすすめられた、稲垣えみ子さんの「老後とピアノ」を読み終えました。


環境や状況が微妙に違いますが、
「子供の頃に習っていたピアノをもう一度ちゃんとやりたい」
とういう本質が完全に一致しているので、読んでいて共感できることばかりでした。


大人になってピアノを再び始めることの意味を、改めて考えた1冊。


「ピアノを習い始めた」と友人に話した時に、
「何を目指しているの~?」と笑って聞かれたことがあった。他愛もない会話の流れだったし全く悪意はないのだけれど、ちょっとだけ心に引っかかった。


そう、目的は特にない。ピアニストになりたいわけでもないし、音大に入りたいわけでもない。発表会に出るわけでもないし、ほんと、自己満足の世界だなと。


何を目指しているか・・・といえば、弾きたいと思った曲を上手に弾けるようになりたいだけ。時々、何の生産性もないなぁと思うこともある。


でも、大人になってピアノを始める意味の答えが、この本の最後に書いてあったように思う。


大人(老後)になってピアノを始めるということは、今目の前にあることを楽しむ、今を遊ぶ、今に全てをかけるということ。


今までって、目の前のことより、遠い未来のことを想像して行動していたのかもしれない。でも、特に目標などなくていい。今、目の前のことを楽しめばいい。今に全てをかければいい。
折り返し地点の人生、これから生きていく上でのヒントになりました♪